ADR-0020 白紙ページは軌跡を塞ぐ
| 状態 | superseded |
| 決定日 | 2026-08-11 |
| 区分 | ゲームデザイン |
| 置き換え先 | ADR-0028 |
この決定は ADR-0028 に置き換えられた。 白紙化が廃止され(ADR-0028)、軌跡制約も廃止された(ADR-0023)ため、前提が両方とも失われている。
死語
この ADR は 2026-08-11 時点の語彙で書かれている。 本文の次の語は、いま通じないか別の意味になっている。現行の定義は 用語集 にある。
| 本文中の語 | この ADR での意味 | 現在 |
|---|---|---|
| 軌跡 | 1ターン中に刻が通った経路。方向の確定・飛び越し禁止・逆行禁止を課した。本 ADR の主題 | 廃止。手札は任意の順にプレイできる(ADR-0023) |
| 白紙化 | 敵がページを白紙ページへ変える攻撃 | 廃止。敵はページを焼かない(ADR-0028) |
| 白紙ページ | 敵に焼かれて効果を失ったページ | 両面とも書かれていないページ(ADR-0025・ADR-0028) |
| 帯 | 敵が毎ターン宣言する刻の区間。幅を持った | 廃止。敵は幅を持たない一点=座(ADR-0024) |
| 栞(を挟む) | 軌跡上の障害物を退けるための操作 | 廃止(ADR-0023) |
| エスカレーション | ターン経過で敵の攻撃力が上がる | Intent の個数が増える(ADR-0024) |
| 手札 | ターン終了時に全て捨て、毎ターン規定枚数まで補充された | ターンをまたいで残る(ADR-0026) |
| 破却効果 | そのステージ限定で持続した | ラン永続(ADR-0022) |
背景
軌跡制約の飛び越し禁止は「手札のうち、進行方向にあって現在の刻に最も近いページから順にしかプレイできない」。一方、白紙ページは「プレイできない」。
進行方向の手前にある白紙ページがどうなるかが、どちらとも読める状態で残っていた。 この1ビットで白紙化の意味が変わる。
| 帰結 | |
|---|---|
| 塞がない | 白紙は手札を薄める死に札。痛いが、ただの目減り |
| 塞ぐ | 敵の帯が数直線上に壁を建てる装置になる |
決定
白紙ページは軌跡を塞ぐ。 進行方向の手前に白紙ページがあるとき、その先のページへは到達できない。
壁を退ける手段は2つ。どちらも1ターン1回である。
| 手段 | 代償 |
|---|---|
| 破る | 綻び |銘 − 刻|。破却効果は得られない(白紙のページに書かれた効果はもう無い) |
| 栞を挟む | そのターンの方向を消費する。山札へ戻るだけなので、いずれ戻ってくる |
却下した案
| 案 | 却下理由 |
|---|---|
| 白紙ページは透過する(塞がない) | 白紙化がただの手札の目減りになり、敵の帯が位置と結びつかない。ADR-0017 で対象を手札に絞ったぶん量が落ちているため、質で効かせる必要がある |
| 塞ぐが、破ったときに破却効果の基礎値は得られる | 壁の撤去が得な行為になり、塞がれることが罰にならない。白紙のページに効果が残っている理由も無い |
| 塞ぐが、綻びも上がらない(無料で撤去できる) | 撤去が無条件に得になる。また、外圧が綻びへ流れ込むという柱4の連鎖が切れる |
影響
- 壁は常に安い。 飛び越し禁止の定義上、塞ぐのは「刻に最も近いページ」であり、ADR-0018 の綻び
\|銘 − 刻\|は小さくなる。高くつく破りは、常にプレイヤーが自分で選んだ遠い破りだけになる - 壁の撤去に払った綻びは、突破ラインにも効く。 敵が道を塞ぐ行為が、そのまま勝利メーターを進める。柱4の因果連鎖がここで完成する
- 本当のコストは綻びではなく、そのターンの「破る」を消費すること。 壁の撤去に使えば、そのターンは遠くを焼く大きな賭けができない
- 破却効果も焼かれる。 破却効果が強いページほど、帯にかかったときに救う価値が高くなる。白紙化の予告が「踏み込んででも助けるか」の判断材料になる
- 壁は「引いた瞬間」に立つ。 手札はターン終了時に全て捨て札へ送られ毎ターン引き直されるため、白紙化されたページはその場では塞がない。捨て札→山札と巡って戻ってきたときに初めて塞ぐ。累積した白紙が増えるほど手札が塞がりやすくなり、エスカレーションと同じ向きに効く遅効性の圧になる
- 帯は連続した区間なので、白紙化されたページの銘も連続する。同じ方向に3枚以上引くと、栞と破るを両方使っても抜けられないターンが出る。詰みではない(現在ページ・逆方向・ターン終了が残る)が、重いターンになる